◆いつまで経っても
ビジネスモデルは変わらない◆
リノベーション大阪
先日住宅業界社長さんから電話がありました。 「何とか現状は維持できるようになったけどこの先がね。?」 「結局は何も変わってないんだよね。何か変えなければいけない 事は分かっているんだけど」 こういう社長さんは、どの業界にも多いと思います。 ■過去の成功体験ということよりも、現状での業界特有の 考え方もあるかもしれません。 私は住宅業界に多くいたので、その中身も流れも分かります。 現状の売り上げと利益がいっぱいいっぱいでは、常に同じことしか 行えないし常にギャンブル状態なんです。 ■例えば 今期は、少し去年より売り上げが上がって従業員が減ったから 経費が削減されたことで去年よりは改善されたとします。 これって何が変わったのかといえば、何も変わっていませんし 改善もされていません。 ここで重要なのが 仮説をたてて、検証して行動を起こしているかということです。 何となく(良いお客がきたから売り上げが上がったでは)同じこと なんです。 どういう仮説を立てて行動したらこういう結果になったのかが 重要です。 ペースが遅い業界では、特に何かを改善しなくても何とか 生き延びる期間は延命できます。 ですが予測不能の自体には、対応できません。 ■いろんな住宅関係の社長さんとはお会いする機会が多いですが どの社長さんも、良くなった悪くなったというのが同じ状況 です。 なぜ同じかといえば 今ある箱の中だけで何かを変えようとするからです。 (この考え方は僕の中では結構重要な位置にいます。) 同じ箱の中だけで変更しようとしないで、他の箱を作ったら いいのではないでしょうか 例えば 今、年商4億円で経常利益はなしのトントンの会社があります。 確かにこの会社を一気に利益の上がる体質に変えたいのは 分かりますが、それにはよほどの覚悟が必要です。 僕なんかはたまたま、倒産という結果で継続が困難になったから 変更せざるえなかったわけですが、 そうでもなければ、ちょこっと変えては変化を楽しんでいる 程度になってしまいます。 ■だったら 4億の会社は、トントンで残しながら 母体の会社に良い影響を与える更にその単体の事業で利益が 上がる商売をすればいいと思います。 母体の会社に良い影響を与えることが強い目的であれば その新会社は、利益が無くても今までの母体の会社の広告 経費が浮くことを考えれば最終的に利益が出てくるように なります。 (そんな簡単に利益の出る会社を作るのは難しいでしょ) とは言わないでくださいね。 あなたの今までの経歴を考えれば1億ぐらいの利益の出る会社を 作ることは簡単なはずです。 ●出来ない要因は、その業界に流されているだけだからです。 ●またその業界を辞めたくない理由もあるからです。 だったらそのまま残して、新しく母体に最も貢献できる ビジネスをすれば良い。 母体が、ある程度高額商品であれば、安い料金帯で顧客を 囲い込めばいいわけだし、安い商品であればバックの高額 商品を作れば良い。 自分の会社の顧客は、何を求めているのかを商品にしてあげれば 良いのではないでしょうか 自社の商品を当て込むのではなく、お客のニーズに当てはめた 新サービスを一つ作ってあげ顧客を囲い込む、囲い込んだ後に 自社の母体のサービスを販売する流れを作れば 経常利益はグンとUPするはずですよ。